健康を守る漢方薬を追及する
 百花園漢方薬局
 TEL 072-833-4967
 ホーム  薬局概要 商品一覧  アクセス
 特定商取引  注文方法 お問合わせ サイトマップ

軟膏剤 > 中黄膏 > 紫雲膏 >

中黄膏、紫雲膏の使い方

日本で販売許可がある、漢方薬又は漢方薬を配合し製剤化された外用剤(軟膏、液剤、シップ薬等)の種類は少ない。軟膏剤では中黄膏と紫雲膏が繁用されますが、両剤の配合成分が違うものの効能・効果はほぼ同じため、それらの使用目標(目安)の概略を解説します。

中黄膏(ちゅうおうこう)
(成分)
オウバク、ウコン、ゴマ油、ミツロウ、豚脂
(効能・効果)
火傷、外傷、きれ痔・いぼ痔の痛み・かゆみ・はれ・出血・ただれの緩和、おでき、湿疹、かぶれ、ただれ、あせも、かゆみ、ひび、しもやけ、あかぎれ
  

紫雲膏(しうんこう)
(成分)
トウキ、シコン、ゴマ油、ミツロウ、豚脂      
(効能・効果)
火傷、外傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、皮膚炎、ただれ、あせも、ひび、しもやけ、あかぎれ、魚の目、褥瘡(とこずれ)

破敵膏(はてきこう)
(成分)
青蛇膏と左突膏を各等分に混合したもの
青陀膏(烏賊骨、乳香、緑青、枯礬、丹礬、黄蝋、松脂、麻油、酢)
左突膏(瀝青、黄蝋、豚脂、ゴマ油)
(効能・効果)
排膿と腐肉を除く作用

吸出し青膏(たこの吸出し)
(成分)
植物油、松脂、木鑞、パラフィン、白色ワセリン、硫酸銅、ベルーバルサム、酢酸、サリチル酸、着色剤(ギネアグリーンB)
(効能・効果)
化膿性皮膚疾患、よう、ちょう等のはれものの吸出し

褥瘡膏(じょくそうこう)
(成分)
トウキ、シコン、ゴマ油、ミツロウ、豚脂、津蟹・反鼻・鹿角の各黒焼き)      
(応用)
下腿潰瘍、凍瘡の潰瘍、褥瘡(とこずれ)などの化膿性疾患で治癒しにくいもの。
  

中黄膏、紫雲膏の使用目標
上記のように、中黄膏と紫雲膏は成分が異なるものの、効能・効果はほぼ同じです。そこで廱(おでき)の治療を例にその使用方法の目安を説明します。

①中黄膏
(使用目標)
化膿の有無を問わず、新久を問わず、初期で、熱と痛みと腫脹のあるときの消炎に用いる。

②破敵膏
(使用目標)
初期を過ぎ、化膿したときに用いる。排膿と腐肉を除く作用がある。
破敵膏の製剤はないので、吸出し青膏で代用してもよい。

③紫雲膏
(使用目標)
排膿し、潰瘍になったときに用いる。肉芽を増生して潰瘍を治癒する作用がある。

矢数道明著の漢方処方解説には、以下のように紫雲膏の使用目標を記載している。
「肌の乾燥・荒れ・潰瘍・増殖性の皮膚異常を目標とするが、しかし必ずしも乾燥したものに限ることはない。また排膿や掻痒のあるものには奏効しがたいとされているが、よく効くこともある。」

1.初期
発赤、疼痛、腫脹・・中黄膏で消炎
2.化膿
化膿して口が開かない又は口が開く・・破敵膏で排膿
3.潰瘍
排膿後の潰瘍・・紫雲膏で肉芽の増生、鎮痛

参考文献
1.山本巌:東医雑録(2)(燎原)
2.矢数道明:臨床応用 漢方処方解説(創元社)
3.矢数道明:漢方治療百話(医道の日本社)

←ホーム ←製品紹介 ↑UP