健康を守る漢方薬を追及する
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便秘(慢性)の漢方治療

便通は1~2日に1、2回あるのが普通で、便秘は3日から数日に1回になることが多くなります。「慢性の便秘」は大腸の機能(働き)異常が原因でおこり、西洋医学的に「直腸性便秘」「痙攣性便秘」「弛緩性便秘」の三つに分類されます。そして、実際はこれらの便秘が複雑にからんでいるわけです。

直腸性便秘

一般に「習慣性便秘」といわれています。排便習慣の乱れが最大の原因で、女性に特に多く、産後の腹壁の弛緩などもそれをひどくする原因になっています。
[治療]
 規則的な排便習慣をつくることが最も大切です。繊維質の多い野菜を多く摂ることも大事ですが、とりあえず毎日寝る前に便秘薬(下剤)を服用して、翌朝に排便が必ずあるようにすることです。
[便秘薬(下剤)服用のポイント]
 毎日服用していると習慣性になる、あるいはだんだん量を多くしなければ効かなくなるから、排便がないときだけ服用するようにしている方を多くみうけます。この飲み方は一番まずい服用法です。排便があっても毎日下剤を服用し、排便の習慣をつくることがポイントです。習慣がついたら、すこしずつ薬を減らしていきます。
[便秘薬(下剤)の種類と特徴]
 多種類の下剤が市販されていますが、代表的な漢方の便秘薬を解説します。

 商品の価格は各商品名をクリックしてください。

防風通聖散
芒硝、大黄、枳実配合
(特徴)
芒硝は塩類性の下剤で、腸内に水分を貯えるため、気持ちよく排便します。
服用を中止してもあとに便秘をのこしません。
脂肪太りの便秘にお薦めします。
(注意)
虚弱な方は服用できません。
麻子仁丸
麻子仁、大黄、芍薬、枳実、厚朴、杏仁
(特徴)
腸管を潤して、便を軟下させる下剤です。
妊娠中、産後の便秘に使用できます。
(注意)
弛緩性便秘に使用するときは必ず補中益気湯と併用して服用します。
潤腸丸
八ツ目の潤腸丸
当帰、地黄、麻子仁、大黄、桃仁、杏仁、枳実、厚朴、黄ゴン、甘草
(特徴)
腸管を潤して、便を軟下させる下剤です。
お年寄りや虚弱な方に安心してお飲みいただける下剤です。
丸剤です。
(注意)
弛緩性便秘に使用するときは必ず補中益気湯と併用して服用します。
大甘丸
大甘丸
大黄+甘草の丸剤
(特徴)
甘草配合で大黄の寫下作用による腹痛をおこしません。
効果があらわれるのに8~10時間かかります。
小さな丸剤のため、量の加減がしやすいのが利点です。
(注意)
服用を中止すると便秘をのこすことがあります。
乾坤(けんこん)
乾坤
大黄、センナ、営実、甘草、山帰来、川キュウ、厚朴、センブリ配合
(特徴)
大甘丸と同じです。
丸剤ですので、量の加減がしやすくなっています。
(注意)
虚弱な方は服用しないでください。
はらざらえ
はらざらえ
センナ、大黄、甘草、芍薬、川キュウ、厚朴各粉末
(特徴)
乾坤と同じです。
粉末剤です。
(注意)
虚弱な方は服用しないでください。
センナダイオウ錠
センナ・ダイオウ錠
センナ+大黄の錠剤
(特徴)
センナと同じです。
甘草が配合されていないので腹痛をおこすことがあります。
錠剤のため飲みやすいですが、量の調節のしやすさは今ひとつです。
センナ実末
センナ実末
センナ実の粉末
(特徴)
センナ葉末と同じですが、作用はセンナ葉よりは穏やかです。
価格の面でセンナ末より割高です。
(注意)
センナ末と同じです。
センナ末
(特徴)
大腸性の下剤で小腸には作用しないので、消化吸収をさまたげませが、効果があらわれるのに8~10時間かかります。
価格の面で一番割安ですが、量の調節がむずかしく、初めての方にはお薦めできません。
(注意)
寒性の寫下作用のため、腹痛をおこすことがあります。
服用を中止すると便秘をのこすことがあります。
身体虚弱の方、妊娠中の方は使用できません。
ダイオウ末
(特徴)
センナと同じです。
センナより割高です。
(注意)
寒性の寫下作用のため、腹痛をおこすことがあります。
服用を中止すると便秘をのこすことがあります。
アロエ末(芦カイ)
(特徴)
センナと同じです。
服用を中止しても便秘をのこしにくいです。
センナ、大黄より割高です。
(注意)
寒性の寫下作用のため、腹痛をおこすことがあります。
骨盤腔を充血させるので、月経期、妊娠、腹痛、痔、血便、胃腸機能の低下などのときは禁忌です。

痙攣性便秘

一般に「神経性便秘」といわれています。大腸が痙攣して細くなり、便の通過が悪くなったためにおこる便秘で、過敏性大腸症候群の便秘型詳しくはこちら過敏性大腸症候群)に相当します。決して太い便は出ず、細い便が細切れ出たり、兎の糞のようなコロコロの便になります。そして、残便感、下腹部の膨満感、腹痛などを伴います。このタイプの便秘に下剤だけを使用しても決して快便は出ず、かえってお腹がしぶるだけです。
[治療]
 (1)緊張、不安、イライラ、怒りなどの精神的ストレスの改善と、(2)痙攣して細くなった大腸の機能をゆるめることです。
[漢方薬]
 痙攣性便秘に使用する漢方薬は新薬に比べ、副作用がなく、効果がすぐれているのが特徴です。

(1)寒症タイプ
桂枝加芍薬湯
桂枝、芍薬、大棗、生姜、甘草
(特徴)
お腹を温めて痙攣をゆるめ、腹痛を治します
これでも便が硬いときは大甘丸などを併用します。
お腹が冷えて、温めるとよくなるタイプです。
夏季は冷房を除けば比較的よく、春・秋などの季候の変わり目に悪くなるタイプです。

(2)精神的ストレスタイプ
加味逍遙散
柴胡、芍薬、当帰、白朮、茯苓、生姜、甘草、薄荷、牡丹皮、山梔子
(特徴)
ゆううつ感、イライラ、怒りっぽい、お腹が張る、腹痛などの精神的緊張を和らげ、疲れやすい、動悸、めまい、肩こり、頭痛、ほてりなどの不定愁訴を改善します。
センナや大黄を服用すると、少量でも腹痛、下痢をおこし、便が快通しない方にお薦めします。
四逆散
柴胡、芍薬、枳実、甘草
(特徴)
ゆううつ感、情緒不安定、イライラ、ヒステリックな反応、ため息が多い、胸苦しい、などの精神的緊張が加味逍遥散よりさらに強く、腹がはる、便秘と下痢が交互にくる、残便感、便がきれぎれまたは細いなどのタイプに良く効きます。


弛緩性便秘

漢方では「気虚の便秘」といいます。大腸全体が弛緩性(運動・緊張の低下=たるんだ状態)のため、大便が直腸にたっするのに時間がかかるためにおこる便秘です。そのため大便の水分が吸収されるため、硬い便になります。直腸性便秘を合併している場合が多くみられます。
[治療]
 体力をつけ、胃腸の働きを高め、ゆるんだ筋肉の緊張をよくすることです。
[治療のポイント]
 漢方薬は「補中益気湯」をベースに服用します。そして個々の症状にあわせて、例えば上記の直腸性便秘があるときは麻子仁丸、潤腸湯、大甘丸等と一緒に併用します。
[漢方薬]

補中益気湯
黄耆、人参、白朮、甘草、当帰、陳皮、升麻、柴胡、大棗、生姜
(特徴)
消化管の筋緊張と運動低下を高め、消化吸収をよくしますので、大便の排出力や腸内ガスの排出がよくなります。弛緩性の便秘に最も必要な漢方薬です。
老人、幼少児、体力の低下した方、妊娠中や産後の方など、どのような体質の方にも安心して服用できます。


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