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脂漏性皮膚炎の漢方治療
脂漏性皮膚炎の病因は、1980~1990年代の皮膚科専門書には、皮膚分泌機能異常、脂漏の質の異常、微生物の関与などと記載されていましたが、現在はマラセチア属真菌(カビ)の関与が有力とされています。

脂漏性皮膚炎とは

皮脂の多い部分(顔面、頭、胸、肩甲骨間部)や摩擦を受けやすい部分(わきの下、外陰部、へその回りなど)によく発生する、慢性化しやすい湿疹・皮膚炎です。赤みとフケ(摩擦を受けやすい部分はジクジク、ベトベトした症状が見られ場合があります)が主な症状で、痒みはないかあっても軽度です。アトピー性皮膚炎や真菌症との鑑別が必要です。

脂漏性皮膚炎の原因とは

皮脂を分泌する毛包に常在しているカビのマラセチア菌が病因といわれています。
 このカビは皮脂を栄養源として増殖し、皮脂を分解して生じた脂肪酸が皮膚を刺激して炎症症状やフケを発生させます。

脂漏性皮膚炎の治療
 
成人の脂漏性皮膚炎は再発、慢性化しやすため、治療は比較的長期になります。継続して治療しましょう。

●皮膚科の治療
①炎症が弱い場合
 抗真菌剤(ニゾラールクリーム、ニゾラールローションなど)を治療と予防を兼ねて1日1~2回外用します。
 抗真菌剤には皮膚刺激性の副作用があります。外用後に皮膚の状態を観察し、それが合わない場合は、ステロイドを含まない非ステロイド系消炎剤(アンダームクリームなど)を使用します。
②炎症が強い場合
 短期間だけステロイド外用剤(リドメックスクリーム、ロコイドクリーなど)で炎症を軽くし、その後に上記の抗真菌剤(皮膚刺激性に注意)又は非ステロイド系消炎剤に切り替えます。
 以上のように、外用剤の基本ははクリーム剤になります。
③ビタミンB2・B6を内服する場合があります。これは、脂漏の質的改善を目的とされています。

●漢方の治療
 ベースは十味敗毒湯を使用します。皮膚科の治療と併用または単独で使用します。(商品はこちら)
①炎症が強い場合
 十味敗毒湯+黄連解毒湯(または温清飲でもよい)
②ジクジク、ベトベトしている場合
 十味敗毒湯+消風散
③乳児の脂漏性皮膚炎は、現在ではアトピー性皮膚炎とみられていますので、補中益気湯をベースに使用します。

生活習慣の改善とは

①食事
 バランスのとれた食事を基本とし、ビタミンB群を多く含む緑黄野菜をしっかり摂ってください。脂肪の多い食品は控え、カロリーの摂りすぎによる肥満に注意してください。
②生活習慣
 睡眠を十分にとり、ストレスや過労、過飲には十分注意してください。
③シャンプー、石けん
 低刺激性で、香料や色素を含まない、すすぎ落ちのよいシャンプーや石けんを使用してください。原因菌の増殖を抑制する成分の入った石けんやシャンプー(コラージュフルフル)などは再発予防に有効といわれています。

参考文献
1.山本巌:湿疹・皮膚炎群Ⅰ 脂漏性皮膚炎(THE KAMPO)
2.上野賢一:小皮膚科書(金芳堂)

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