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━必須ミネラルの亜鉛の役割と摂取量━

 最近、多くの亜鉛(Zn)欠乏症が明らかにされ、QOLにとって最も重要なミネラルとして知られるようになりました。そこで、Znの必須ミネラルとしての役割、栄養食品として安心して摂取できる量がどのくらいかを知っておく必要があります。ここでは、Zn錯体の開発研究に携わってきた小嶋良種氏(大阪市立大学大学院研究科客員教授)の著書をご紹介して、一般消費者の参考にさせて頂きます。


亜鉛(Zn)と健康
 亜鉛(Zn、ジンク)は、私たちの身体に大変重要な栄養素(ミネラル)ですが、食べ物に含まれるZnは加工や調理でその大半が失われます。例えば、豆やトマトが缶詰に加工されると60~90%のZnが、小麦が精製されるとその78%のZnが失われます。
 Znの1日の必要量は、大人で9~12mgとごくわずかな量ですが、加工食品や精製食品を食べる機会が多くなった日本人は、Znを必要十分に摂取しているかどうか懸念されます。さらに、加工食品や精製食品の中に加えられている食品添加物や保存料には、体内のZnを排泄させるものも含まれており、炎天下では数ミリグラムものZnが失われる可能性もあります。最近、高齢者では、食事量の減少や薬剤との相互作用により体内のZn量が著しく減少することが心配されています。また、幼児でのZn欠乏は、皮膚疾患や成長阻害(背が伸びないなど)などを引き起こすことも知られています。したがって、年齢・性別に関係なく、ほとんど全てのヒトは、Znの補給を必要としています。

亜鉛の役割と摂取量
 Znはヒトの体内に約2グラム存在して、成長や新陳代謝の促進、味覚や臭覚の正常化、食欲の正常化、脳の機能維持、女性ホルモンの分泌を促進させることによる女性の美しさ保持、細胞の老化やガン化の抑制、免疫力の維持、男性器の健康保持、妊娠時における胎児の成長の正常化、鉛や有害金属から生体を保護、ビタミンCとの協力によるコラーゲンの合成、ビタミンAの代謝の促進など、Znは生体内で数多くの働きをしています。
 2004年12月に、「栄養機能食品」及び「栄養成分の補給ができる旨の表示」の対象となる栄養成分に追加されたZnは、
①味覚を正常に保つのに必要な栄養素
②皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素
③タンパク質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素
として機能表示できるようになりました。
 また、1日のZnの上限値15mg、下限値2.1mgが設定されました。

亜鉛欠乏
 亜鉛の欠乏は、成長への影響、骨形成への影響、細胞の老化、味覚障害など、生体内での多くの働きを低下させるため、日ごろからZn不足にならないように注意する必要があります。

亜鉛の抗糖尿病作用
 亜鉛は、生体内でインスリンを作るのに不可欠なミネラルであり、近年、糖代謝にも重要な役割を果たしていることも明らかにされています。
 パパイヤ/Zn錯体(ビタミンCとZnとのキレート化合物)はZn++イオン(硫酸亜鉛や塩化亜鉛)と比較して、Znの生物学的作用が高めれれます。また、他のミネラルについてもカルシウムが豊富でかつマグネシウムやリンとのバランスが約2:1と非常に優れているので、それらの吸収の良い生活習慣病対策に適した食品としても期待できます。

その他
 Znの血液流動性改善作用、シグナル伝達物質としての役割が報告されています。
 また、吸収効果は、水溶性のメキシコ産パパイヤ亜鉛が最も高く、続いて水溶性の中国産パパイヤ亜鉛で、不溶性の酵母亜鉛は吸収性がより低く、あまり血中亜鉛濃度を上昇させないことが報告されています。

臨床からの話題
 亜鉛に関しては、発がん性、変異原性、慢性毒性などは全く報告されておらず、むしろ、亜鉛欠乏による代謝異常、妊娠異常、各種がんの増加などが各国から数多く報告されています。
 アトピーや味覚異常は亜鉛などのミネラルが慢性的に不足することによって引き起こされたり、憎悪したりしますので、最大限努力して食事から摂取しようとしても1日に15mg程度しか含まれていない現在の日本の食事だけでは絶対に足りません。ここに亜鉛摂取量の大きな落とし穴があります。亜鉛不足でなんらかの病気になった人は、体内の亜鉛量が基本的に不足しているわけですから、食事だけで補うことはまず不可能です。
 アメリカなどの欧米諸国では、土地そのものにミネラルが豊富に含まれています。ミネラルの豊富な土地で生産された野菜や食肉、水などには当然、亜鉛も沢山含まれています。
 火山灰の多い日本の土地の状態を考えてみると、土地に含まれるミネラルの量は、アメリカなどの3分の1だそうです。
 ミネラルがたくさん含まれている食物を毎日食べているアメリカ人は、日本人よりも食品から摂取する亜鉛などのミネラルの量は多いはずです。そのせいか、アメリカでは日本のようにアトピー性皮膚炎は多くありません。このように、ミネラルの少ない土地で作られた食物を食べている日本人の亜鉛摂取量は、厚労省が認めている15mgの半分以下と予想されます。ということは、日本人全体が亜鉛不足になっているといってもいいでしょう。

表1 亜鉛の含有食品
食品 単位(ミリグラム/100グラム)
 牡蛎(カキ) 13.2
 パプリカ 10.3
 パルメザンチーズ 7.3
 豚肉(肝臓) 6.9
 からし 6.6
 たにし 6.2
 ごま 5.5
 牛肉(肩ロース) 4.6
 そら豆 4.6
 わさび 4.4
 卵黄 4.2
 えんどう 4.1
 アーモンド 4.0
 いかなご 3.9
 パン酵母 3.4
 たらばがに 3.2
 いいだこ 3.1
 たらこ 3.1
 キャビア 2.4
 さざえ 2.2
 くわい 2.2
 きびなご 1.9
 さより 1.9
 精白米 1.4

参考文献
小嶋良種、吉川豊、梶原苗美:亜鉛(Zn)と健康-日常生活にパパイヤ/Znを-(啓文堂、2007年)

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